エコイクふれんず
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「エコイク」な仲間をご紹介するスペシャルコーナー!
Vol.04 2010.November
大阪人間科学大学「あかりプロジェクト実行委員会」
プロフィール
「あかりプロジェクト」とは、摂津市の地域活性化、街を広くPRすることを目的に、摂津市や正雀商店街、地域住民の協力を得て実現する、大阪人間科学大学による光のデザインプロジェクト。2008年11月、「全国まちづくりカレッジ2008in摂津」の一環として実施された第1回目を皮切りに、2009年・2010年と続き3年目を迎えた。今年から大阪人間科学大学の学生が運営する「あかりプロジェクト実行委員会」が発足して活動が本格化したことで、地域での認知度も上がり、「あかりプロジェクト」はますますパワーアップし続けている。
学生から地域に発信する、心温まる光の祭典。この街がひとつに灯る「あかりプロジェクト」。
2010年11月2日の開催で3回目を迎えた、大阪人間科学大学の主催イベント「あかりプロジェクト」。そして今年、南千里丘エコイクプロジェクトと連携し、12月18日(土)に「南千里丘エコイクフェスタwithあかりプロジェクト」が開催されます。そこで、「あかりプロジェクト実行委員会」を運営する、大阪人間科学大学の学生スタッフと教授のみなさんにお話をお伺いしました。
まず「あかりプロジェクト」とは、どのようなプロジェクト(活動)か教えてください。
杉本教授
 そもそもの始まりは、「全国まちづくりカレッジ2008in摂津」なんです。これは、全国でまちづくりに関わっている学生たちが発表できる場として毎年行われているもので、2008年は大阪人間科学大学が主催校となり、その一環として「あかりプロジェクト」を企画しました。本学は「環境とアート」をテーマにまちづくりの研究をしているので、大学周辺(庄屋公園)をアートの拠点とし、街に照明デザインの作品やキャンドルアートを展示することで、地域のみなさんの印象に残るひとときを演出したいと考えました。
大阪人間科学大学 人間科学研究科 杉本 久未子 教授
吉田准教授
 ただ、第1回目の点灯時間は1時間程度だったので、せっかく地域の方が見に来てくださってもその頃には終わっていたのが現状です。そこで、学生たちから「来年も継続したい!」という声が上がり、恒例イベントとして今年で3回目を迎えることができました。キャンドルアートがどういうものかと言うと、何千個ものペットボトルの中にキャンドルを仕掛け、学生がデザインしたレイアウトの通りに配置して大きな作品に仕上げ、キャンドルに火を灯すものです。ちなみにエコの観点からは、このペットボトルは摂津市生涯学習フェスティバル「ろうそくファンタジー」で使われているものを、摂津市よりお借りして再利用しています。去年は「Fantasy」をテーマに、花をモチーフとした作品をつくって、夢あふれる世界観を表現しました。この花のキャンドルアートは、「ろうそくファンタジー」にも出品し、最優秀賞をいただきました。さらに今年は、学年や専攻の垣根なく取り組んだ共同作品も登場し、とても見応えのある仕上がりになったと思います。
大阪人間科学大学 環境・建築デザイン学科 吉田 幸代 准教授
11月2日に開催された「あかりプロジェクト2010」について教えてください。
森山さん
 メイン会場(庄屋公園)では、中央にキャンドルを並べて「AKARI2010」の文字をつくり、竹で組んだ直径6メートルのドームを太陽に見立て、さらに雲をかたどったものから7色のキャンドルを流線型に並べることで、虹がかかっているようなイメージを表現したんです。太陽のドームの中は人が入れるようになっていて、ここでスクリーン上映を行いました。見るだけじゃない、体感型の空間アート作品が今年のポイントですね。もうひとつの小さなドームの中には、地域の子供たちが「夢」について描いた作品を飾りました。
大阪人間科学大学 環境・建築デザイン学科 4回生 森山 一巳さん (あかりプロジェクト実行委員会・実行委員長)
篠田さん
 去年はペットボトルの周りに色紙を巻いて色を表現したんですが、今年はさらに研究を重ねました。今年のテーマは、「Over The Rainbow」です。ペットボトルを色々なポリエチレンの袋に入れ、紫なら赤と青を重ねるなど工夫して、絶妙な7色の虹を表現することができました。使用するキャンドルの総数も、去年の2000個から倍の4000個に増えました。
大阪人間科学大学 環境・建築デザイン学科 4回生 篠田 紗也さん(あかりプロジェクト実行委員会・会計)
「あかりプロジェクト2010」を通して感じたことは?
森山さん
 今年はチラシをポスティングするだけじゃなく、お店に置いてもらったり、自治会や地域のお祭りにも参加することで、夏前から地域のみなさんに告知をしてきました。おかげで、「今年も見に行くよ」と声をかけてもらえたり、大人から子供まで認知度が上がってきたという手応えはありますね。僕は大学という垣根を越えて、もっと地域と関わりたいと思っています。元々、僕は人見知りだったけど、今ではすっかり地域の方と話せるようになりました(笑)。
篠田さん
 本来、学生が主体となるイベントは学園祭くらいで、地域のみなさんに向けて発信できる機会ってなかなかないんです。最初は30名くらいで始めたことですが、ここまで形になるものなんだと改めて実感しています。この「あかりプロジェクト」を通じて、地域の方とのコミュニケーションが生まれ、街がますます元気になるきっかけになればいいですね。地域の方と交流することで、私たちが社会に出てから活かせることも多いと思います。

杉本教授
 このように、学生たちが学外で地域交流の場を持てるのは珍しいことです。地域を知り、地域と調整しながらプロジェクトを計画することで、学生たちにとっては社会人になるための必要な能力が身につき、大人として育っていくよい機会だと思いますね。

吉田准教授
 また、このようなグループワークによって、コミュニケーション能力も育ちます。学生たちを教える側としては、自分たちのつくったもので街の空間が変わる喜びや楽しみを知ったことによる、そこからの学生たちの反応が楽しみですね。
「あかりプロジェクト2010」
最後に12月18日(土)の「南千里丘エコイクフェスタwithあかりプロジェクト」への思いを聞かせてください。
森山さん
 どのような内容にするかは検討中ですが、再利用するペットボトルを使ったり「あかりプロジェクト2010」の作品を活かしたものにしたいと思っています。僕たちは何ヶ月にもわたって準備を重ねますが、すべての作品にあかりが灯り完成するのは本番だけです。この時だけの美しさだからこそ、大きな感動があると思います。

篠山さん
 そう、街にあかりが灯されることで、まるでそこだけ違う時間が流れているような、光の中に吸い込まれるような感覚を実感してもらえると思います。たくさんの方々に来ていただけると嬉しいですね。そして「あかりプロジェクト」とともに、摂津市の名物イベントになって、街全体が活性化すればいいなと思います。
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